Gmailを頻繁に利用している方は、さまざまな送信時のエラーに遭遇します。
ただ、これらは不具合ではなく、しっかりとGmailの仕組みを理解し、正しい手順を踏めば解決することが可能です。
ここからは、よくある送信時のエラーとその対処法について解説したいと思います。
ぜひ参考にしてください。
①メールがブロックされる
Gmailを利用していると、さまざまな理由でメールがブロックされます。
具体的には、画面上に“このメールはコンテンツにセキュリティ上の問題が潜んでいる可能性があるためブロックされました”という文言が表示されます。
このような状況になった場合は、まず送信したメールにおける添付ファイルを確認してみましょう。
Gmailでは、ウイルス等の脅威からユーザーを守るために、添付できるファイルの形式に制限が設けられています。
そのため、以下のようなファイルはメールに添付できません。
特定のファイル形式(.ade、.adp、.apk、.appx、.bat、.cab等)
これには、.gzや.bz2などの圧縮されている場合、.zipなどのアーカイブに格納されている場合も含まれます。
悪質なマクロが埋め込まれたドキュメント
パスワードで保護されたアーカイブを含むアーカイブ
ちなみに、Gmailで添付できないファイル形式に関しては、定期的に更新されるため、以前送信できていたものができなくなるということも十分考えられます。
また、添付ファイルがないにも関わらず、メールがブロックされてしまうという場合は、メールの内容をチェックしましょう。
例えば、ウイルスを拡散させる可能性がある画像やURL等のコンテンツが含まれている場合は、ブロックされる可能性が高くなります。
②メールが届かないもしくは届くのに時間がかかる
Gmailを利用していると、なかなかメールが届かなかったり、最終的に送信できていなかったりすることもあります。
まず、メールがなかなか届かない(時間がかかる)という場合は、Wi-Fiやモバイルデータネットワークの接続状況をチェックしてみましょう。
もし、ここの接続が遅いようであれば、メールがなかなか届かないという状況は続く可能性が高いため、根本的な解決が必要となります。
ちなみに、“Apple Mail”や“Outlook”などのメールクライアントからメールを送信した場合は、Gmailのアプリやブラウザ版から送信してみることで、問題が改善できる可能性があります。
また、最終的にメールが送信できないという場合は、まず“送信済みメール”、“下書き”のボックス内を探してみましょう。
このとき、どちらにも送信できなかったメールが存在しない場合、送信前に消去してしまった可能性が高いです。
もちろん、送信先に連絡先を追加してもらっていない場合、送信できなかったメールが相手の“ゴミ箱”、もしくは“迷惑メール”のボックスに送られている可能性もありますので、1度確認してもらいましょう。
③その他の送信エラーについて
Gmailには、上記の他にもさまざまな送信エラーに関するメッセージが表示されるケースがあります。
それぞれの対処法を解説しましょう。
“送信できるメールの制限数に達しました”と表示される場合
Gmailでは、1つのメールを500以上の送信先に送信したり、1日に500通以上のメールを送信したりした場合に、上記のメッセージが表示されます。
この場合、1~24時間待つことで、再びメールが送れるようになるため、しばらく待つしかありません。
“メールを配信できませんでした”と表示される場合
複数のメールを大量に送信し、上記のメッセージが表示される場合、以下の現象が発生していることが考えられます。
①送信先のアドレスが無効だった
②送信先のメールサーバーに拒否された
この場合は、メールが送信できるようになるまで24時間待機しましょう。
また、今後このようなエラーを発生させないようにするには、送信する前に送信先アドレスが有効なものかどうかチェックすることをおすすめします。
“送信先がメール受信数の制限を超過しています”と表示される場合
送信先が短時間で大量のメールを受け取っている場合、メール送信時にこのメッセージが表示されることがあります。
この場合、送信者側でできる対処としては、Gmailとは別の方法で連絡を取ることが挙げられます。
特に、急ぎの連絡をしなければいけない場合は、早めに別のツールを用意しましょう。
“宛先にGoogle+の連絡先が含まれています”と表示される場合
メールの返信先、送信先に、Google+での交流相手が含まれていると、上記のメッセージが表示されることがあります。
これに限っては、Gmailの不具合だといえます。
送信者は、送信に関する制限に違反しているわけではありませんからね。
現在も、この問題は修正中のようなので、エラーを防ぐためには、1度メールの宛先を該当者から削除しましょう。
まとめ
ここまで、Gmailの送信時に発生するエラーとその対処法を細かく解説してきました。
前述のようなエラーに悩まされていたという方は、ぜひこの機会に問題を解決してください。
また、今後もGmailでは、新たな制限が設けられたり、不具合が発生したりする可能性がありますが、落ち着いて対処すれば大きなトラブルには繋がらないでしょう。