クラウドがサイバー攻撃されるとどんなダメージを受ける?

サイバー攻撃

オンライン上に存在する仮想の空間でデータの保存ができるクラウドサービスは、企業だけでなく個人の間でも広く利用されています。
ただそんなクラウドがもしサイバー攻撃の被害に遭った場合、企業や個人は一体どんなダメージを受けるのでしょうか?
詳しく解説していきます。

クラウドがサイバー攻撃されると受けるダメージ①情報漏えい

クラウドがサイバー攻撃をされることによって、まず企業や個人は情報漏えいによるダメージを受ける可能性が高いです。
特に企業がユーザー情報や機密性の高い情報をクラウドに保存する場合、サイバー攻撃による情報漏えいで損害賠償などの支払い義務が生じるかもしれません。
クラウドを提供する企業、クラウドを利用する企業からの不正アクセスが事の発端となる場合が多いので注意しましょう。

クラウドがサイバー攻撃されると受けるダメージ②データの消失

クラウドがサイバー攻撃をされることにより、クラウド上のデータが消失してしまうという可能性もあります。
実際に、過去にはクラウドの提供企業によって、預かっていた5,000社以上のデータを消失してしまうという衝撃的な事件も発生しています。
これはクラウドを利用する企業、または個人に責任があるかどうかは関係なく、もし利用者側に責任がなかったとしても、失ったデータは二度と復元できません。
つまりクラウドの提供企業から損害賠償を受け取れたとしても、利用者側には大きな傷跡が残ったままになるということです。

クラウドがサイバー攻撃されると受けるダメージ③サーバーダウン

クラウドがサイバー攻撃されると、サーバーがダウンしてしまう可能性があります。
サーバーがダウンしてしまうことで、利用者はクラウドにアクセスできなくなり、保存しているファイルの利用が困難になります。
クラウドのデータは利用者側で管理できないこともあり、もしサーバーがダウンしてしまったら、クラウド提供企業による復旧を待つしかなくなります。
またサーバーダウンの事実がすぐ利用者に伝えられればいいのですが、状況によってはすぐに伝えられない可能性もあります。
なぜかと言うと、ネットワークの中枢部分でサイバー攻撃が発生した場合、クラウド提供企業もクラウドにアクセスできなくなることがあるためです。

海外のクラウドがサイバー攻撃されると受けるダメージって?

海外のクラウドがサイバー攻撃された場合、国内のクラウドとは違うダメージを負う可能性があります。
例えばアメリカには、サイバー攻撃やテロなどが発生したとき、捜査機関によってクラウドサービスを差し押さえることができる“米国愛国者法”という法律があります。
したがって、海外のクラウドを利用している場合、この法律の適用によってデータが押収されたり、サービスが急に停止したりする恐れがあります。

まとめ

クラウドがサイバー攻撃されると、企業や個人はこれだけさまざまなダメージを負うことになります。
クラウドを利用する機会は年々増加しているため、今回解説したことは必ず把握しておきましょう。
またクラウドを選ぶときは、できるだけ信頼度の高い提供企業を選びましょう。
たとえ個人の利用であっても、企業向けのクラウドを選ぶことをおすすめします。

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