7月に発表された注目の情報セキュリティ事件を紹介します

個人情報漏えい・セキュリティ事件

情報セキュリティ事件は、企業や店舗、教育機関など、あらゆる場所で季節に関係なく発生します。
今年も早いもので折り返しを迎え7月に突入しましたが、7月だけですでに数多くの新しい情報セキュリティ事件が発表されています。
今回はその中から、特に注目すべきものをピックアップしてみましょう。

7月に発表された注目すべき情報セキュリティ事件①京丹後市個人情報盗難事件

京都府京丹後市が、小学校の教員が車上荒らしに遭い、児童や教員などの個人情報が盗まれる事件があったことを発表しました。
同市によると、7月2日深夜、教員が退勤後に立ち寄ったコンビニエンスストアで車上荒らしに遭い、児童の個人情報が入ったUSBメモリ、教員の名簿が入ったカバンを盗まれたとのことです。
USBメモリには児童7人分の個人情報が記録されており、名簿には教員21人分の氏名、住所、電話番号が記載されていました。
車のキーがロックされていなかったことが原因であり、被害に遭った教員が務める小学校は、同日中に保護者への説明、謝罪を行っています。

7月に発表された注目すべき情報セキュリティ事件②Foula Store顧客情報漏えい事件

まつ毛エクステの専門店である“Foula Store”において、顧客情報の漏えい事件があったことが発表されました。
同店を経営している“ケイトオブ東京”によると、最長で2018年1月17日~2019年6月27日にかけて、同店の顧客情報が含まれるファイルが、ネット上でアクセス可能な状態になっていたと言います。
システム開発委託先の設定ミスが原因であり、アクセス可能な状態になっていたファイルは全部で17件です。
このファイルには、11,296人分の顧客情報が含まれており、具体的には氏名や住所、電話番号や性別、生年月日、メールアドレスなどが記載されていました。

7月に発表された注目すべき情報セキュリティ事件③Looopメールアドレス流出事件

電力小売事業“Looopでんき”を展開するLooopが、メール送信時の不具合により、顧客のメールアドレスを流出させてしまったことを発表しました。
同社によると、6月28日、顧客向けメールを送信しようと委託先がメール配信システムを利用したところ、不具合が発生し、7676件のメールアドレスが受信者間で閲覧可能な状態になってしまったとのことです。
送信された顧客向けメールは、Looopでんきによるイベントの案内メールでしたが、Looopは今後不具合が解消するまで、同イベントを延期する方針です。

まとめ

7月に発表された注目すべき情報セキュリティ事件を紹介しました。
これらの情報セキュリティ事件を見てみると、やはり冒頭で言ったように、企業や店舗、教育機関などあらゆる場所で情報セキュリティ事件が発生していることがわかります。
7月に発表された情報セキュリティ事件だけでも、これだけさまざまな場所で起きているため、個人情報を扱う立場の方々は、常に厳戒態勢を敷いておかなければいけません。
企業は個人情報に対してユーザーが敏感になっていることを鑑み、個人情報保護の第三者認証制度’’JAPHIC(ジャフィック)マーク’’などを取得するなどして、社内外にその取り組みを周知していく必要があります。

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