企業の評価アップ方法!“逆SEO”について解説します

情報セキュリティ

企業が自社の存在を顧客にアピールしたり、評価をアップさせたりする方法の1つに、“SEO”が挙げられます。
また、似たような対策としては“逆SEO”が挙げられますが、これと前述のSEOは似て非なるものです。
ここからは、逆SEOの概要や目的、方法などについて解説していきたいと思います。

逆SEOの概要

そもそもSEOは、“検索エンジンの最適化”を指す言葉です。
具体的には、Goggleなどの検索エンジンにおいて、特定のキーワードで検索した際に、上位に表示されるための対策を指しています。
これを徹底することにより、企業のホームページなどが上位に表示されるようになり、顧客の獲得や評価のアップに繋げることができます。
一方、逆SEOは、名前の通りSEOとは真逆のことを行います。
SEOが、顧客に“見てほしい”ページを“上位”に表示させる対策であるのに対し、逆SEOは“見てほしくない”ページを“下位”に表示させる対策をいいます。
また、見てほしくないページとは、主に企業の悪評、誹謗中傷などが書かれているページを指しています。

企業が逆SEOを実施する目的

企業は主に、以下の目的で逆SEOを実施します。

・誹謗中傷への対策
・ネガティブなサジェストの排除

誹謗中傷への対策

ネット上には、さまざまな口コミサイトが存在します。
また、中には企業にとって良くない悪評、誹謗中傷が書かれているサイトもあります。
特に事業規模の大きい企業は、このようなサイトに誹謗中傷が記載されることも多く、時には事実無根の内容が含まれる場合もあります。
このようなサイトを野放しにしていると、知らず知らずのうちに企業の評価が落ちたり、商品の売上が下がったりすることにも繋がりかねません。
逆SEOを実施すれば、このようなサイトを下位に表示させることができ、顧客がマイナスのイメージを持ってしまうことを防げます。

ネガティブなサジェストの排除

検索エンジンにおいて、特定のキーワードを入力すると、それに続いて別の単語が表示される場合があります。
これを“サジェスト”と言うのですが、これが企業の評価を下げるということも考えられます。
例えば、ある企業名を検索し、サジェストに“クレーム”、“対応 悪い”といったワードが表示されていた場合、その企業を利用したい、その企業の商品を購入したいと思うでしょうか?
おそらく、ほとんどの方が不信感を抱き、利用を見送るでしょう。
ただ、逆SEOを徹底すれば、これらのサジェストが表示されないようになります。

逆SEOの方法について

では、企業はどのように逆SEOを実施すれば良いのでしょうか?
主な方法としては、以下が挙げられます。

・自社ホームページのSEO
・SNSの活用
・他サイトの活用

自社ホームページのSEO

もっともポピュラーな逆SEOの方法としては、まず“自社ホームページのSEO”が挙げられます。
これは、すでに開設されている自社のホームページにおけるSEOを徹底し、上位に表示させることで、マイナスな内容のページを下位に下げるという方法です。
ただ、これを実践するには、まずSEOの基礎を知る必要があります。
SEOによって自社ホームページを上位に表示させるためには、以下のことを意識しなければいけません。

・顧客が見やすいページを作成する(見出しのレイアウトが整理されている、ページ表示までの速度が速いなど)
・検索ワードに対応している内容のページを作成する

また、自社ホームページが一度上位に表示されたとしても、定期的に内容を調整しなければ、どんどん順位は落ちてしまうため、これは常に行っておく必要があります。

SNSの活用

自社ホームページのSEOを徹底しているにもかかわらず、なかなか逆SEOに繋がらないという企業は、“SNSの活用”も実践してみましょう。
SNSのアカウントを作ったり、既存のアカウントの更新頻度を増やしたりすることでも、それらが上位表示されることによって、マイナスな内容のページは下位に下がります。
ただ、投稿する内容が不適切だと、かえって悪評が記載されたページが増えてしまう可能性があるため、注意してください。
もし、どのような内容が適切かわからないのであれば、一度専門のコンサルタントに相談してみましょう。

他サイトの活用

マイナスな内容のページを下位表示させる方法としては、“他サイトの活用”も挙げられます。
例えば、大手求人サイトに企業の採用情報を掲載したり、代表者のインタビュー記事を他サイトに掲載してもらったりすることで、当該サイトを上位表示させ、ネガティブなページを下位表示させられる可能性があります。
また、逆SEOを依頼できる業者の中には、上記のようなサイトをいくつか所有しているところもあります。

まとめ

ここまで、企業がぜひ実践したい“逆SEO”について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
マイナスなページを下位表示させるには、まずSEOを徹底した上で、自社ホームページ以外のコンテンツも積極的に利用していくことが重要です。
なかなか根気のいる作業ではありますが、企業のブランドを保ち、経営を長続きさせていくためには、必要な対策だと言えます。

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