企業が導入したい情報セキュリティ対策グッズについて

情報セキュリティ


顧客情報など、企業が所有する機密性の高い情報に関しては、さまざまな対策によって漏えいを防止しなければいけません。
また、そのような情報はさまざまな場所、媒体に保存されているため、企業は情報セキュリティ対策グッズの導入を検討すべきです。
今回は、採り入れるべき情報セキュリティ対策グッズについて解説します

セキュリティワイヤー

セキュリティワイヤーは、ワイヤーロックとも呼ばれるもので、企業の社用ノートパソコンを物理的にロックし、盗難や紛失を防止するためのグッズです。
ノートパソコンの側面には、セキュリティスロットと呼ばれる小さな穴がありますが、セキュリティワイヤーはこちらに先端部分を挿入して使用します。
その後、作業に使用する机やイスを巻き込むようにワイヤーを通し、南京錠やシリンダー錠などで施錠します。
このような状況にすることで、鍵を所有していない人物や、暗証番号を把握していない人物にデバイスを持ち出される心配がなくなります。
いたってシンプルな使用方法ではありますが、ウイルス対策ソフトなどのソフト面の対策と、セキュリティワイヤーの装着によるハード面の対策を組み合わせることで、企業の情報資産が危険にさらされるリスクは確実に減少します。
ちなみに、セキュリティワイヤーには、ワイヤーをくくり付けるタイプだけでなく、貼り付けタイプもあります。
こちらはアラーム錠と呼ばれるもので、ワイヤーが切断されたり、外されたりしたときにアラーム音が発生し、盗難を知らせてくれます。
机やイスにくくり付ける必要がないため、出先で作業をするときに向いています。

USBメモリロック

USBメモリロックは、その名の通りUSBメモリの不正使用や盗難を防ぐためのセキュリティグッズです。
USBメモリの差込口に装着し、ダイヤルロックをすることで、もし窃取されたとしても、中に記録されている情報を他のデバイスで開かれたり、取り込まれたりすることを防止できます。
また、ダイヤルロックの上部にはケーブルも付帯していて、こちらにもロックをかけることで、USBメモリそのものが窃取される心配もなくなります。
ちなみに、出先などで社用のUSBメモリを使用するために持ち出す際には、2つのファスナーにケーブルを通すことで、バッグのファスナーロックとして使用することも可能です。
万が一、バッグごと出先や電車などに忘れてしまったとしても、USBメモリを不正使用されることはありませんし、バッグの中身を勝手に見られることもありません。

のぞき見防止フィルム

のぞき見防止フィルムは、企業の社用パソコンやタブレット、スマホなどの画面に貼り付けるもので、特定の視野角から液晶を見にくくしてくれるフィルムです。
正面からはしっかりと画面が見え、横からだと画面が真っ黒に見えるのが特徴です。
そのため、新幹線やカフェなど、出先でデバイスを操作する機会が多い企業にはおすすめです。
また、のぞき見防止フィルムには、画面に完全に貼り付けてしまうタイプと、取り外しが可能なタイプの2種類があります。
取り外し可能タイプは、まずモニターの枠に両面テープで留め具を固定し、後は留め具と液晶画面の間に、保護フィルムを差し込むだけでOKです。
保護フィルムは自由に取り外しができるため、使用したいときにだけ使用できて便利です。
のぞき見防止フィルムを使用すると、どうしても画面が暗くなってしまいがちであり、業務に支障が出ることもあるため、可能であれば取り外し可能なタイプを導入してください。

お知らせライト

お知らせライトは、社内に設置することが望ましい情報セキュリティ対策グッズです。
こちらは、設置した本体の近くに人がいることを、ライトとブザーによって知らせてくれるというものです。
感知距離は、本体に向かう場合で最大約1.5m、本体の正面を横切る場合で最大約4mです。
例えば、社内におけるセキュリティレベルの高い部屋、重要書類の保管場所などに設置しておくことで、内部不正のリスクを軽減させることができます。
また、取り付けは非常に簡単で、本体裏のマグネットで鉄扉を挟むか、両面テープで取り付けるだけですぐに使用できます。
ちなみに、お知らせライトには、企業の機密情報を守る以外にも、さまざまな機能があります。
例えば、扉の向こう側に人がいるかどうか、ライトやブザーで把握することができるため、開閉による衝突防止につながります。
廊下の曲がり角などに設置することでも、同様の効果を得ることができます。
その他、段差がある場所などに注意書きとともに設置しておくことで、従業員のケガを防止することも可能です。

まとめ

ここまで、企業が採り入れるべき情報セキュリティ対策グッズをいくつか紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回紹介したグッズの中には、タイプや価格帯が異なるものも多く存在するため、企業はできる限りたくさんの商品を閲覧し、自社にピッタリのものを選ぶようにしましょう。
情報セキュリティ対策にかけるコストや労力については、惜しまずに費やすことが安全への近道となります。

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