中小企業が必ず取っておくべき情報セキュリティ対策について

情報セキュリティ

日本国内に存在する企業のうち、約9割は中小企業だと言われています。
ただ中小企業は、コストや人材確保の問題から、情報セキュリティ対策をしっかり取れていない場合が多いです。
したがって今回は、コストや人材に乏しい中小企業であっても、必ず取っておくべき情報セキュリティ対策について解説します。

中小企業が必ず取っておくべき情報セキュリティ対策①先に予算を決定しない

中小企業は、情報セキュリティ対策に費やす予算を先に決定しないことで、効果的な情報セキュリティ対策とすることができます。
先に予算を決定してしまうと、その予算の中で実践できる情報セキュリティ対策しか取ることができないためです。
つまり、その情報セキュリティ対策を導入することの決め手が、“予算内だから”ということになってしまい、結果として効果的な情報セキュリティとならない可能性があります。
したがって中小企業は、予算ではなくその情報セキュリティ対策によって得たい効果、そして守りたい情報資産について決定しておき、それらの条件を満たす情報セキュリティ対策を取るようにしましょう。

中小企業が必ず取っておくべき情報セキュリティ対策②媒体の紛失、盗難を想定しておく

中小企業は、企業におけるパソコンや社用スマートフォンなどの媒体について、紛失、盗難という事態が起こることは想定しておきましょう。
つまり、“パソコンや社用スマホは失くすもの、盗まれるものだ”と考え、紛失や盗難にあった場合でも、情報資産が守られるような体制を整えておくべきだということです。
決して“パソコンやスマホは失くすもの、盗まれるもののため、対策は取らなくてもいい”というわけではないため、注意してください。

中小企業が必ず取っておくべき情報セキュリティ対策③関連企業の情報セキュリティ体制をチェックしておく

中小企業は自社だけでなく、取引先などの関連企業の情報セキュリティ体制もチェックしておきましょう。
特に関連企業も中小企業の場合、あまり有効な情報セキュリティ対策が取れていない可能性もあるため、注意が必要です。
実際過去には、情報セキュリティ対策が甘い中小企業を狙い、取引先企業の情報が窃取されるという事件も発生しています。
したがって、情報セキュリティ体制についてあまり信頼できない企業とは、慎重に情報を共有するようにしましょう。

まとめ

中小企業が必ず取っておくべき情報セキュリティ対策について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
今回解説した情報セキュリティ対策は、どれもコストや人材の有無に関わらず、少し意識すれば実践できるものばかりです。
したがって、最新の情報セキュリティ対策を取ることが難しくても、できることから1つ1つやっていくことで、少しずつ理想の社内体制に近づくことができます。
個人情報保護法が審査基準となる第三者認証制度「JAPHICマーク」から始めてみるもの良いでしょう。

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