企業がセキュリティ対策を無駄にしないために心掛けること

情報セキュリティ

企業がセキュリティ対策を取るにあたって、注意すべきポイントはさまざまです。
ただもっとも注意すべきなのは、せっかく導入したセキュリティ対策を無駄にしないということでしょう。
セキュリティ対策が正常に機能し、企業に安全性と信頼性をもたらすためには、一体どのようなことを心掛ければよいのでしょうか?

企業のセキュリティ対策を無駄にしないためにはここを押さえよう!①セキュリティ対策導入コストについて

企業が導入したセキュリティ対策を無駄にしないためには、まずセキュリティ対策の“導入コスト”についてよく考えましょう。
企業がセキュリティ対策を導入するには、当然コストがかかります。
また企業によって、セキュリティ対策に費やせるコストには上限があるでしょう。
ただ導入コストに上限があるからといって、最初からコストを決定してしまうというのは良くありません。
なぜかというと、最初にコストを決めてしまうと、そのコスト内でしか製品を選ぶことができず、大きな効果が得られない可能性があるためです。
企業がセキュリティ対策ソフトなどの製品を決定する際、“このコストで導入できるから”という決め方は絶対してはいけません。
“このような効果を得たいから”、または“このようなデータを守りたいから”という理由で製品を決定しなければ、そのセキュリティ対策は無駄になってしまう可能性が高いです。
したがってまずはコストのことを考えずに、自社の方針に1番マッチした製品を選ぶところからスタートしましょう。
少し導入コストの上限をオーバーしていたとしても、妥協して他の製品を選んでしまうと、コスト以上の損失が待っているかもしれません。

企業のセキュリティ対策を無駄にしないためにはここを押さえよう!②導入するウイルス対策ソフトの数について

企業が行うセキュリティ対策として、もっとも一般的なのがウイルス対策ソフトです。
ただよりセキュリティを強化したいからといって、複数のウイルス対策ソフトを導入するのはおすすめできません。
ウイルス対策ソフトは、ファイルやソフトウェアが不正なものではないかを常に監視しています。
複数のウイルス対策ソフトを導入してしまうと、“ウイルス対策ソフトがウイルス対策ソフトを不正なソフトウェアと判断する”という状況に陥る可能性があります。
つまりどちらもウイルス対策ソフトであり不正なソフトウェアではないにも関わらず、不具合を起こしてしまうということです。
このような状況は、ウイルス対策ソフトが正しく機能していないということになり、せっかく導入したセキュリティ対策が無駄になってしまいます。
新しいコンピュータを購入した際、最初からウイルス対策ソフトが搭載されている可能性もありますので、不具合が起こらないように必ずチェックしておきましょう。

まとめ

企業は正しくセキュリティ対策を取っているつもりでも、かえって企業のデータが危険にさらされている場合があるのです。
セキュリティ対策が無駄になるということは、企業にとって経済的にも精神的にも大きなダメージになりますので注意しましょう。
セキュリティ対策の導入における失敗を減らすために、企業は第三者認証制度の“JAPHICジャフィックマーク”などを取得し、正しい体制を整えることをおすすめします。

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