【情報セキュリティ対策】監視ツールを導入しよう!

情報セキュリティ

企業の情報セキュリティ対策の1つに、“監視ツール”の導入が挙げられます。
今回は、監視ツールの概要と監視ツールを導入することによって生まれる利点、そしておすすめの監視ツールについて解説します。
本記事を参考に、監視ツールが重要な役割を果たすことを理解していただけると幸いです。

【情報セキュリティ対策】監視ツールって何?

監視ツールとは、パソコンにおける使用履歴(ログ)の中に怪しいものを見つけると通知してくれるツールのことを言います。
ちなみに使用履歴には、ネット接続やソフトウェアの使用、ファイルの閲覧などに関する情報が含まれています。
つまりパソコンの使用者がどんなサイトをどれくらいの時間閲覧したのか、どんなソフトウェアをダウンロードしたのか、どんなファイルを開いたのかなどを監視してくれるというわけです。

【情報セキュリティ対策】監視ツールの導入によって生まれる利点

企業が情報セキュリティ対策として、監視ツールを導入することによって生まれる利点は以下の通りです。

  • 抑止力になる

企業のパソコンに監視ツールを導入することで、従業員が怪しいサイトにアクセスしたり、怪しいファイルを開いたりすることの抑止力になります。企業における情報セキュリティ事故の大半は従業員の過失から発生しているため、これは非常に重要なことです。

  • 迅速に対応できる

企業が情報セキュリティ対策として監視ツールを導入すれば、万が一情報セキュリティ事故が起こったとしても迅速に対応できます。通常、情報セキュリティ事故発生時の個人の特定は、膨大な数の使用履歴を1つずつチェックし、その中から怪しい履歴を見つけ出し、使用したグループの特定、そして個人の特定という流れになります。ただ監視ツールがあれば、膨大な使用履歴の中から怪しい履歴を見つけ出すという手間が省けるため、すでに明らかになっている怪しいファイルをチェックすれば、すぐに個人を特定できます。

【情報セキュリティ対策】おすすめの監視ツール

ここからは、企業が情報セキュリティ対策として導入すべきおすすめの監視ツールを紹介します。

  • CyberArk PAS

CyberArk PASは、セキュリティ先進国と言われるイスラエルで開発されたID管理システムです。外部からの攻撃、内部からの攻撃のどちらにも強いツールであり、これを導入するだけで情報セキュリティ事故の発生率はかなり低くなります。使用履歴の管理や、特権アカウントの操作記録機能なども付いています。

  • 特権ID管理ソリューション

特権ID管理ソリューションは、パソコンにおける利用制限や担当者への業務の割り当て、使用状況のチェック、使用内容の分析などができる監視ツールです。

まとめ

企業の情報セキュリティ対策の1つ、監視ツールの導入について解説しました。本記事を読んでいただいてわかるように、監視ツールは企業内でさまざまな役割を果たし、情報セキュリティ事故の未然に防いでくれるものなのです。また、もっと情報セキュリティ対策の質を上げたいという企業は、個人情報の第三者認証制度“JAPHIC(ジャフィック)マーク”などの信頼できるマークの取得を目指すのもいいでしょう。

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