無料セキュリティツールにおけるさまざまなことを解説します

情報セキュリティ


世の中には、無料セキュリティツールと有料セキュリティツールが存在します。
有料セキュリティツールには利用に数千円かかるものも多い中、なぜ無料セキュリティツールというものが存在するのでしょうか?
また無料セキュリティツールは、有料セキュリティツールと比べてどんな違いがあるのでしょうか?

そもそもなぜ無料で利用できるの?

そもそも無料セキュリティツールは、なぜ無料で利用できるのでしょうか?
その理由は2つあります。
1つは、無料セキュリティツールにおいて表示される広告によって、提供企業は利益を得ることができるためです。
いわゆる広告収入ですね。
つまり無料セキュリティツールをダウンロードしてもらうことで、より多くの広告を利用者に配信できることになり、利益を得られるということです。
これはセキュリティツールだけでなく、無料アプリなどでも用いられている戦略です。
そしてもう1つの理由は、無料セキュリティツールで製品の良さを知ってもらい、有料セキュリティツールの購入に繋げるという目的があるためです。
体験版という形で無料セキュリティツールを提供すれば、有料セキュリティツールを購入する方を効果的に増やすことができます。
“もっと多くのサービスを利用したい方はこちら”というような文言を付けて、画面上に定期的に有料セキュリティツール購入のためのリンクが表示されます。

無料セキュリティツールと有料セキュリティツールの違い

無料セキュリティツールと有料セキュリティツールの1番の違いは、やはり機能面に表れます。
先ほども解説したように、無料セキュリティツールを提供する目的には、有料セキュリティツールの購入に繋げるという目的があります。
したがって無料セキュリティツールは、必然的に有料セキュリティツールよりも機能面で劣る場合が多くなります。
無料セキュリティツールには、ウイルス対策ツールとしての機能しか持っていないものも少なくありません。
また無料セキュリティツールには、利用者へのサポートサービスが付帯していない場合がほとんどです。
したがって使い方がわからなかったり、何か利用上の問題が起こったりしたときも、基本的には利用者自身で解決しなければいけません。

無料セキュリティツールは利用するべきなのか?

無料セキュリティツールは、有料セキュリティツールよりも機能面で劣るケースが多いと解説しました。
ただウイルス対策ツールとしての機能で言えば、無料でも優秀なセキュリティツールはたくさんあります。
したがって、無料セキュリティツールは機能が少ないだけで、決して性能が悪いというわけではないのです。

まとめ

無料セキュリティツールが有料セキュリティツールよりも機能面で劣ることは事実ですが、近年は無料でもさまざまな機能を備えたものが提供されています。
ですが、より安全性を求めたい方・パソコン初心者の方にとっては、有料セキュリティツールの方が利用しやすく感じることは否めません。
したがって、自分がセキュリティツールに求めるものや自分の状況に応じて、セキュリティツールを使い分けることが重要です。

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