企業のパソコン選びにおけるポイントと注意点について

情報セキュリティ

企業に必要不可欠なものといえば、なんといってもパソコンが挙げられます。
ただ、選び方を間違えると、業務がスムーズに進まなかったり、セキュリティリスクが高まったりしてしまうため、注意しましょう。
ここからは、企業のパソコン選びにおけるポイント、注意点をまとめて解説したいと思います。

企業はどのようにパソコンを選ぶべき?

企業がパソコンを選ぶ際は、さまざまな角度から商品を比較し、もっとも条件にピッタリのものを購入しなければいけません。
チェックすべきポイントとしては、主に以下の点が挙げられます。

・業務に適したスペックかどうか
・用途に合ったサイズかどうか
・端子のタイプや数はどうか
・キーボードは使いやすいかどうか
・セキュリティ性は高いかどうか

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

業務に適したスペックかどうか

企業がパソコンを選ぶ際は、まず購入しようとする商品が業務内容に適したスペックかどうかをチェックしなければいけません。
やはり、十分に業務を行えるスペックでないと、企業の生産性は下がってしまいます。
例えば、事務処理や資料の作成をメインに行う場合、CPUはCeleron~Core i3、メモリは4GB以上、ストレージはSSD128GB~、もしくはHDD500GB~のパソコンがおすすめです。
また、ウェブデザインなどをメインで行う場合は、Core i5~Core i7、メモリ8GB以上、ストレージがSSD256GB~、もしくはHDD1TB~のものを購入すれば、スムーズな動作が期待できます。

用途に合ったサイズかどうか

企業のパソコン選びでは、用途に合ったサイズかどうかも確認しなければいけません。
どこで使用するのか、どのような場面で使用するのかを想定して、ピッタリのサイズを選びましょう。
ちなみに、用途別のおすすめサイズは以下の通りです。

・社外で使用する場合:11~13型のノートパソコン
・社内業務、会議などで使用する場合:13~15型のノートパソコン
・社内の業務のみで使用する場合:デスクトップパソコン

営業など、社外で使用するパソコンは、どちらかというと画面の見やすさよりも持ち運びやすさを重視すべきです。
また、業務でも会議でも使用する場合は、サイズと重量のバランスが良いタイプを選びましょう。

端子のタイプや数はどうか

企業のパソコン選びにおいては、端子のタイプや数も重要なチェックポイントとなります。
例えば、業務でマルチディスプレイを使用するのであれば、その端子に対応したパソコンを購入しなければいけません。
また、他にも用途があるのなら、複数同じ端子を持つものや、別の端子機器(HDMIなど)にも対応しているパソコンが必要になります。
ちなみに、USB端子については、できれば“USB Type-C”が付いているパソコンを選びましょう。
これは、上下左右を対称の形にしたUSB端子であり、非常に使いやすいものです。
データの転送速度も早く、Type-AやType-Bにおけるもっとも高速な規格であるUSB3.0のおよそ2~4倍の転送速度を誇る、USB3.1または3.2に準拠しています。

キーボードは使いやすいかどうか

企業では、パソコンでタイピングを行う機会も多くなるため、できるだけキーボードが使いやすいものを選ぶべきです。
具体的には、“キーピッチ”と“キーストローク”について、実際触れた上で確認するのが良いでしょう。
キーピッチとは、キーとキーの間隔のことであり、一般的に19mm程度がもっとも使いやすいと言われています。
また、キーを押下したときの深さを“キーストローク”といいますが、これは押した感触が残りやすい、深めのものをおすすめします。

セキュリティ性は高いかどうか

企業がパソコンを選ぶ上で忘れてはいけないのが、なんといってもセキュリティ性の高さです。
もちろん、セキュリティソフトは別途導入することが前提ですが、最初から自動復旧機能やビジュアルハッキング防止対策などの機能が付いているパソコンは、やはり魅力的です。
また、購入後にセキュリティ機能をオプションとして追加できるかどうかも、パソコン購入時にはチェックしたいポイントです。

企業におけるパソコン選びの注意点

企業が社用パソコンを購入する際は、各メーカーの公式ページからチェックしましょう。
そうすることで、一度に複数台購入する場合の費用を削減できたり、納期を短くしてもらったりできる可能性があります。
ただ、企業向けのパソコンは現在非常にニーズが高いため、数十台という規模での導入には、少し待ち時間が発生するかもしれません。
また、企業向けパソコンは、個人向けと比べてカスタマイズしやすい仕様になっているため、導入コストを少しでも減らしたいのであれば、メモリ増設などの作業をなるべく自社で済ますように心掛けましょう。

まとめ

ここまで、企業がパソコンを選ぶ際にチェックしておきたいポイント、注意点について解説してきましたが、いかがでしたか?
スペックが業務に追い付いていなかったり、セキュリティ対策が不十分だったりするパソコンは、企業にあらゆるマイナスな影響を与えます。
よって、企業の経営陣は、従業員の意見なども踏まえ、もっとも企業に貢献してくれる商品を選ばなければいけません。

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