企業が導入を検討するべき情報セキュリティ対策の1つに、“eラーニング”というオンライン学習システムが挙げられます。
eラーニングは有効な情報セキュリティ対策となるだけでなく、企業側にも従業員側にも利点のある学習システムであるため、今回は導入することによって生まれる利点について解説したいと思います。
eラーニングの概要
情報セキュリティ対策として導入すべきeラーニングとは、インターネットを利用した学習形態のことを言います。
“WBT（Web Based Training）”とも呼ばれています。
主にパソコンやスマートフォン、タブレットなどを使用して行われます。
では情報セキュリティ対策としてeラーニングを導入することで、企業側、従業員側にはそれぞれどんな利点が生まれるのでしょうか？
【情報セキュリティ対策】eラーニングを導入することで生まれる企業側の利点
・教育コストを減らせる
eラーニングを導入すれば、従業員を教育するための費用を削減できます。
またeラーニングには、教育活動を実施する場所を確保したり、講師を選んだり、日程を調整したりといった準備も必要ないため、企業側は負担と費用の両方を減らしながら、適切な教育を実践できます。
・効率的に従業員の知識や技術を統一できる
eラーニングは、従業員の誰もが同じコンテンツを利用して学習できます。
したがって、効率的に従業員の情報セキュリティに関する知識、技術を統一することができます。
・修正が容易
eラーニングは、コンテンツ内容の修正が容易です。
たとえ修正点があった場合でも、1度修正するだけですべての従業員が最適化されたコンテンツを利用できます。
【情報セキュリティ対策】eラーニングを導入することで生まれる従業員側の利点
・いつでもどこでも学習できる
eラーニングは、ネット環境さえあればいつでもどこでも、情報セキュリティについて学習できます。
したがって従業員は、自身の業務に支障をきたすことなく、効率的に知識や技術を身に付けられます。
・自分のペースで学習できる
eラーニングを利用する従業員は、自分のペースで情報セキュリティについて学習できるため、置いて行かれることなく、着実にステップアップすることができます。
・継続させやすい
eラーニングは、ネット環境さえあれば事前準備も必要なく気軽に学習できるため、従業員は利用を継続させやすくなります。
まとめ
企業が情報セキュリティ対策として導入すべき、eラーニングの利点について解説しましたが、いかがだったでしょうか？
eラーニングは、新入社員の入社前学習や新人研修、役職者研修などさまざまな場面で活用できます。
またこれと従来の集合学習を組み合わせることで、eラーニングにおけるコミュニケーション機会の減少という欠点を補うことができ、より良い社内環境が構築できるでしょう。
