もし会社がサイバー攻撃を受けた場合、与えられる影響は計り知れません。
会社へのサイバー攻撃には、会社のみならず、その会社の顧客にも大きな影響を及ぼします。
サイバー攻撃が与える会社と顧客への影響について詳しく解説していきます。
サイバー攻撃が会社に与える影響
会社がサイバー攻撃の標的になってしまった場合、考えられる大きな影響は以下のとおりです。
会社の営業妨害
会社がサイバー攻撃を受けると、システムダウンが起こったり、サイバー攻撃に対処する為に人員を確保しなくてはいけなくなります。
それにより、通常通りの営業体制が維持できなくなり、仕事が効率よく回らなくなります。
結果、それが減収に繋がってしまいます。
知的財産が漏洩する
サイバー攻撃の影響として、知的財産が漏洩し、損失してしまうというケースがあります。
もし自社の知的財産が他社に漏洩した場合、死活問題にもなり兼ねません。
顧客情報が漏洩する
顧客の個人情報をたくさん扱っている会社は、サイバー攻撃の標的になる可能性があります。
個人情報の漏洩は、サイバー攻撃が会社に与える影響としてよく発生するケースで、これまでも多くの会社が被害に遭っています。
その結果、会社の信用は地の底に落ち、経営破たんに陥るケースもよくあります。
また、顧客に対し、賠償金も支払わなくてはいけないケースも出てきます。
サイバー攻撃が顧客に与える影響
では、サイバー攻撃を受けた会社を利用していた顧客には、どんな影響があるのでしょうか?
個人情報の漏洩と悪用
サイバー攻撃によって顧客の個人情報が漏洩し、住所や氏名、電話番号などを悪用される可能性があります。
個人情報を盗むためのサイバー攻撃は、盗んだ情報を悪用することが目的である可能性が非常に高いです。
恐喝
盗まれた個人情報と引き換えに、サイバー攻撃をした犯罪者から金銭を要求されるというケースもあります。
経済的ダメージ
会社ももちろんそうですが、サイバー攻撃の被害に遭った顧客も経済的ダメージを負うケースがあります。
例えば顧客の金融情報が漏洩してしまえば、ネット銀行などのアカウントを乗っ取られる可能性もあります。
また証券会社などに預託金がある場合、サイバー攻撃によって全て盗まれる可能性もあります。
精神的ダメージ
サイバー攻撃で個人情報が流出し、公にしたくない個人情報が流出してしまう場合もあります。
名誉棄損により、精神的に大きなダメージを受けるという影響も考えられます。
サイバー攻撃が与えるその他の影響
サイバー攻撃を受けた会社は、セキュリティ体制の改善費用、失った信頼を取り戻すための費用などに莫大な資金が必要になります。
そうなると、必然的に「会社の従業員が解雇される」という可能性も出てきます。
資金を捻出するために人員を削減したり、セキュリティ関係の責任者が解雇されるという可能性もゼロではありません。
サイバー攻撃によって、会社に関わる多くの人々に影響を及ぼします。
取り返しのつかないことになる前に、セキュリティの強化に努めましょう。