各種ネット詐欺に遭ってしまったときの対処法について

サイバー攻撃

ネット詐欺の種類は多く、手口も巧妙なため、万全のセキュリティ体制を取っていても、被害に遭う可能性はゼロではありません。
したがって今回は、そんな各種ネット詐欺に遭ってしまったときの対処法について解説します。
被害に遭ってしまったときは、その後いかに適切に対処するかがポイントとなります。

各種ネット詐欺に遭ってしまったときの対処法①フィッシング詐欺

フィッシング詐欺は、金融機関を名乗ってユーザーにメールなどで連絡を取り、個人情報を窃取しようとするネット詐欺です。
メールに記載されたリンクからウェブサイトにジャンプさせ、そこで口座番号などの個人情報を入力させるという手口が一般的です。
フィッシング詐欺に遭ってしまった場合の対処法としては、サイバー犯罪相談窓口、そして金融機関にすぐ連絡することが挙げられます。
また、クレジットカードの情報も窃取されている場合は、番号の変更、カードの解約手続きをすることも忘れてはいけません。

各種ネット詐欺に遭ってしまったときの対処法②ワンクリック詐欺

ワンクリック詐欺は、ウェブサイトの広告、画像などをクリックしただけで、“登録が完了しました”といったようなメッセージが表示され、法外な金額を請求されるというものです。
広告や画像をクリックしただけで、登録料などを請求されたとしても、支払いに応じる必要はまったくありません。
したがって、最初は無視するのが正しい対処法です。
ただ、心配になってこちらから連絡を取ってしまうと、連絡先がバレてしまい、何度も何度も請求される可能性があります。
その場合は、警察や国民生活センターに相談することをおすすめします。

各種ネット詐欺に遭ってしまったときの対処法③偽販売サイト

偽販売サイトは、通販サイトにおいて、代金を支払ったのに商品が届かなかったり、まったく違う商品が届いたりするというネット詐欺です。
また、詐欺だということに気付いた後、ウェブサイト運営者に問い合わせようにも、ウェブサイトが削除されていたり、連絡先が記載されていなかったりします。
偽販売サイトで、すでに代金を振り込んでしまっている場合は、まず警察に被害届を提出します。
そして、金融機関に連絡し、すぐさま口座を凍結してもらいましょう。
また、通販利用者を守る活動などを行う“JADMA(公益社団法人日本通信販売協会)”にも相談するべきです。

まとめ

今回は、横行する各種ネット詐欺に遭ってしまったときの対処法について解説しました。
ネット詐欺の被害に遭ったとわかったら、パニックになりそうな気持ちをグッと堪え、すぐに“被害を最小限に抑える”というところに頭を切り替えなければいけません。
金銭的な被害が発生している時などは、非常に難しいかもしれませんが、冷静かつ適切な対処が、被害を最小限に食い止めてくれることを理解しておきましょう。

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