「SSL」を利用した個人情報の守り方を解説していきます

個人情報

個人情報の守り方の1つに、「SSL」という技術を利用する方法があります。
SSLの概要と、具体的な方法について解説していきます。

SSLを利用した個人情報の守り方①そもそもSSLとは?

SSLは「Secure Sockets Layer」の略語で、ネット上でのやり取りを暗号化する技術のことです。

このSSLを利用すれば、ネット上でのあらゆるやり取りを安全に行う事ができます。

SSLを利用した個人情報の守り方②活用されるシーンと費用について

例えば、ウェブサイトの申し込みフォームや問い合わせフォームを企業がSSL化しておくことで、個人情報が漏洩しても悪用される可能性は低くなります。

企業がSSLを導入するためには、SSLの「認定書」というものが必要になります。
この認定書を購入してサーバの設定をするだけで、簡単に個人情報の正しい守り方を実践出来ます。

ただ、SSLを導入していない企業も多いのが事実です。
SSLの導入には年間で10万円前後の費用がかかる場合もあり、特に中小企業は経費を削減するために導入を敬遠しがちです。

ただ、もしSSL化していない個人情報が漏洩してしまった場合、損害は10万円では済みません。
それを考えると、多少費用がかかってもSSLは企業が導入すべき技術でしょう。

SSLを利用した個人情報の守り方③間違った使い方をしない

SSLを導入している企業でも、間違った個人情報の守り方を実践しているところは多いです。
特に多いのが、「登録・保管される個人情報をSSL化していない」というパターンです。

先ほども解説したように、申し込みフォームや問い合わせフォームをSSL化することで、個人情報が漏洩しても悪用される可能性を減らすことが出来ます。

ただ、そこから登録される情報は、申し込みフォームや問い合わせフォームのページで管理される訳ではありません。

登録されたユーザーの個人情報がコンピュータのメールソフトに送信されるようになっている場合、別の端末(担当者のメールアカウント等)で受け取った個人情報は、SSL化がされていないのです。

企業はユーザーが個人情報を入力するページだけでなく、個人情報が保管される場所も把握しておかなくてはいけません。
そして、個人情報がどこに送信されようが、どこで保管されようが、SSL化された状態を作らないといけないのです。

それが、SSLを利用した個人情報の正しい守り方です。

まとめ

個人情報の正しい守り方において、SSLがとても重要な技術だということは理解して頂けたかと思います。

また近年、SSLを導入している企業のウェブサイトは、検索エンジンにおいて上位に表示されやすいとも言われています。

場合によっては企業の利益にも反映する可能性があるSSLは、様々な企業において需要がある技術だと言えるでしょう。

企業は個人情報の安全性をより高め、信頼を得てもらうためにJAPHIC(ジャフィック)マークなどの「第三者認証マーク」の取得も検討するべきです。

マークを取得している企業は、ユーザーだけでなく他の企業からも、「個人情報の適切な管理体制が整っている企業」ということが認められます。

個人情報に関する規則が日々厳しくなっている昨今、マークもまた、様々な企業において需要があると言えるでしょう。

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