企業が注目すべき脅威の1つに、サイバー攻撃者の“ハッキング”があります。
ハッキングの被害に遭ってしまうと、企業のシステムはたちまち正常性を失ってしまいます。
では、サイバー攻撃者がハッキングを行う理由には、一体どんなことが挙げられるのでしょうか？
1つの知識として、この機会に覚えておきましょう。
そもそも、ハッキングって何？
ハッキングとは、コンピューターネットワークに接続されたシステムに不正に入り込んだり、コンピューターシステムを破壊・改ざんしたりすることを言います。
つまり、簡単に言うと、コンピューターを不正に利用することですね。
ただ、“ハッキング”という言葉は、本来このような意味でなく、“高度な技術でコンピューターの調査・研究を行うこと”という意味を持っています。
上記のような悪意のあるコンピューターの不正利用は、正確には“クラッキング”と呼ばれていますが、現在は“ハッキング＝クラッキング”という風に認識されています。
サイバー攻撃者がハッキングを行う理由①金銭を得たいため
サイバー攻撃者がハッキングを行う理由としてもっとも多いのは、やはり金銭を得たいということが挙げられます。
近年、個人情報は非常に価値が高くなっており、サイバー攻撃者の中には、ハッキングで個人情報を窃取し、専門の業者に販売して金銭を得ている人物が多く存在します。
実際、個人情報1件につき、どれくらいの金額で販売できるのかについては定かではありませんが、数万円程度で取引されている可能性が高いと言われています。
つまり、企業が抱える個人情報を数百件、あるいは数千件窃取して販売すれば、数百万～数千万円の金銭を一気に得られるというわけです。
サイバー攻撃者がハッキングを行う理由②クレジットカードを不正に利用したいため
サイバー攻撃者の中には、クレジットカード情報を窃取し、不正に利用したいということが理由で、ハッキングに踏み切る人物もいます。
ECサイトを皮切りに、インターネット上での決済は非常にポピュラーなものになってきており、クレジットカードの情報は、あらゆるウェブサイトに溢れかえっています。
もちろん、各サイトを運営する企業は、情報を窃取されないように対策を取っていますが、情報を窃取されてしまった場合、企業やサイト利用者が負うダメージはとても大きくなります。
サイトがハッキングの事実を把握していない場合、クレジットカード情報を窃取されたサイト利用者は、明細が届かなければ、不正利用の被害に遭ったことにはなかなか気づけません。
サイバー攻撃者がハッキングを行う理由③嫌がらせをしたいため
サイバー攻撃者がハッキングをする理由には、単純に特定の企業に対して、嫌がらせをしたいということも挙げられます。
これは、特定の企業に恨みを持っている場合などに行われるハッキングであり、最終的には、その企業のサイトの機能を完全に停止させることを目的としている場合が多いです。
また、具体的な攻撃方法には、DoS攻撃やDDoS攻撃などが挙げられ、企業はこのハッキングによって業務が停止したり、利益機会を逃してしまったりします。
サイバー攻撃者がハッキングを行う理由④依頼を受けたため
サイバー攻撃者は、特定の企業のライバル企業や国家などから依頼され、報酬を受け取った上でハッキングを行うこともあります。
つまり、完全に“仕事”としてハッキングを行う場合もあるということですね。
また、上記のような理由のハッキングでは、政府機関などが攻撃対象になることもあり、その場合は、特定の政治家の政治生命や、一国の将来に関わるような、重大な情報が狙われます。
場合によっては、依頼を受けたサイバー攻撃者と、攻撃対象となる企業や政府機関の内部者が手を組み、ハッキングを成功させようとすることもあります。
サイバー攻撃者がハッキングを行う理由⑤好奇心を満たしたいため
サイバー攻撃者の中には、おのれの好奇心を満たしたいということが理由で、ハッキングを行う非常に身勝手な人物も存在します。
このようなタイプのサイバー攻撃者は、“コンピューターシステムに侵入すること”を目的としているため、被害に遭っても大きな経済的損失が発生する可能性は低いです。
ただ、このようなサイバー攻撃者の中には、非常に高いハッキング技術を持っている人物も多く、ゆくゆくは金銭目的でハッキングを行うようになる可能性も高いと言えます。
つまり、“腕試し”的な感覚でハッキングを行うサイバー攻撃者が、ハッキングの成功によって自信を付け、新たなハッキングに踏み切るケースもあるということですね。
まとめ
サイバー攻撃者のハッキングを防ぐ対策の1つに、“SiteLock”というサービスがあります。
これは、簡単かつ手軽にウェブサイトの監視、診断、復旧ができるクラウドベースのサービスであり、非常に性能の高いものです。
また、SiteLockには、国内外1,200万を越える顧客が利用しているという確かな実績があり、月350円から利用できるというコスト面のメリットもあります。
