必ずUTMを導入すべき企業の特徴について解説します

サイバー攻撃

企業における情報セキュリティ対策として、今や主流になりつつある“UTM”。
では、必ずUTMを導入すべき企業には、一体どんな特徴があるのでしょうか?
ここからは、UTMの概要と併せて、UTMが必要な企業について解説していきますので、企業関係者の方にはぜひ目を通していただきたいと思います。

UTMの概要

UTMは、“Unified Threat Management”の略であり、”総合脅威管理“と訳されます。
名前の通り、あらゆる機能によって、情報セキュリティにおける脅威を多重防御するツールであり、1つ導入するだけで、セキュリティ性が飛躍的に向上するというメリットがあります。
また、UTMの導入にかかる費用は、それぞれの機能を持つアプリケーションを個々に導入する場合よりも安価であり、コストパフォーマンスは非常に高いです。
これらの点が、近年企業の情報セキュリティ対策として、主流になりつつある理由だと言えますね。

必ずUTMを導入すべき企業の特徴①セキュリティ担当者が不在である

必ずUTMを導入すべき企業の特徴としては、まず“セキュリティ担当者が不在である”ということが挙げられます。
IT部門が設けられている企業には、通常社内システムのまとめ役であるセキュリティ担当者がいますが、実際のところ、セキュリティ担当者を選任していない企業は非常に多いです。
そのため、こういった企業は、UTMを導入し、担当者なしでも社内システムのセキュリティ性を向上できるようにしておかなければいけません。
また、セキュリティ担当者が不在の企業は、アウトソーシングでファイアウォール等を導入するケースが多い一方で、ネットワーク全体の監視に関してはおろそかになりがちです。
ただ、UTMを導入すれば、そのような監視における不安も解消できます。

必ずUTMを導入すべき企業の特徴②経営規模が小さい

“経営規模が小さい”ということも、必ずUTMを導入すべき企業の特徴だと言えます。
経営規模が小さい企業は、情報セキュリティ対策に費やせるコストが少なく、個々にアプリケーションを導入すると、すぐに経営状況が圧迫されてしまいます。
そのため、UMTを導入して、費用対効果の良いセキュリティ体制を構築しなければいけません。
また、UTMは、いち早く新しい脅威に対応してくれるため、個々にアプリケーションを導入した場合よりも、ヒューマンリソースの負担を軽減できます。

必ずUTMを導入すべき企業の特徴③知的財産が競争力の源になっている

必ずUTMを導入すべき企業の特徴としては、“知的財産が競争の源になっている”ということも挙げられます。
例えば、新しい発明や革新的なソフトウェアの開発などを目指す企業は、知的財産が経営の大きな鍵を握っています。
また、知的財産は、法律によって守られるものではありますが、特許を取得するためには、その内容を詳らかに公開しなければならず、それが原因で、知的財産を不正に使用される可能性は否めません。
そのため、こういった企業においては、特許の取得を避け、敢えて社内で知的財産を管理することが、1番の対策となるのです。
ただ、社内で知的財産を管理しても、脅威の被害に遭ってしまい、窃取されてしまっては意味がありません。
UTMを導入すれば、堅固なセキュリティ体制の下、企業の核となる知的財産を管理し、漏えいや窃取の発生を防ぐことができます。

必ずUTMを導入すべき企業の特徴④膨大な量の個人情報を扱っている

必ずUTMを導入すべき企業の特徴には、“膨大な量の個人情報を扱っている”ことも挙げられます。
社内に専任のセキュリティ担当者が設置されている企業であっても、個人情報の漏えいや窃取の被害に遭う可能性は当然あります。
近年、個人情報は情報としてとても価値が高いものになっており、大規模な個人情報漏えいが発生してしまうと、その企業はたちまち存続の危機に追い込まれるでしょう。
また、1度個人情報が漏えいしてしまうと、これまで積み上げてきた実績は瞬く間に崩れ落ちてしまいます。
そのため、膨大な量の個人情報を扱う企業は、必ずUTMを導入し、必ず大規模な漏えいの発生を防止しなければいけません。

UTMが不要な企業など存在しない

必ずUTMを導入すべき企業には、さまざまな特徴がありますが、言ってしまえば、UTMの導入が不要な企業など、世の中には存在しません。
理由は言わずもがな、すべての企業において、セキュリティコストを削減すべきであり、個人情報を守るべきであるためです。
そのため、UTMに対して、「コストがかかりそう」「管理が大変そう」といったような、間違った固定観念を持っている企業は、まずUTMのメリットを理解するところから始めるようにしましょう。
そうすれば、必ず導入を前向きに検討できるはずです。

まとめ

企業が導入したいサービスの1つに、NTT東日本が提供する“おまかせサイバーみまもり”というものがあります。
これは、今回解説したUTMとしての機能と、有事の際の復旧サポートが1つになったサービスであり、それこそどの企業が導入しても、必ず大きな役割を果たすものです。
また、企業の経営規模によってプランを選択できるため、ぜひ1度詳しくチェックしてみてください。

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