【情報セキュリティ対策】Web制作に携わる方が知るべきこと

情報セキュリティ


企業のWeb制作に携わるプログラマー、エンジニアなどは、必ずWeb制作における情報セキュリティ対策を知っておくべきです。
またWeb制作における情報セキュリティ対策を知るためには、まずWeb制作における注意点・ポイントを押さえておく必要があります。
具体的に解説していきましょう。

【情報セキュリティ対策】Web制作における注意点・ポイントを知ろう!①WordPressについて

WordPressは、今やWeb制作の現場において欠かせないツールとなっています。
世界中に存在するWebサイトのうち、約3割はWordPressを利用して制作されていると言われています。
WordPressは“CMS(Contents Management System)”というシステムの1つで、データベースに組み込まれた情報をテンプレートに反映させ、サイトや記事を制作できるという仕組みになっています。
つまりプログラミング言語の知識が豊富でなくても、気軽にWebサイトを制作できるシステムということです。
ただWordPressは利便性に長けているものの、データベースとプログラムに連動性があるため、情報セキュリティにおける危険にさらされやすいシステムです。
WordPress上で、悪質なWebページに強制アクセスさせられるという事例は数多く報告されています。
先ほども解説したように、WordPressは利用者が多いため、どうしてもサイバー攻撃などの被害を受けやすくなってしまうのです。
もちろんWordPress側も、情報セキュリティ対策を怠っているわけではありません。
脆弱性が発見されたプログラムを修正し、すぐにアップデートされたものを配布するという情報セキュリティ対策は取られています。
したがってWordPressをよく利用するWeb制作者は、こまめにWordPressをアップデートして、いつでも最新の情報セキュリティ対策が取れる状態にしておくべきでしょう。

【情報セキュリティ対策】Web制作における注意点・ポイントを知ろう!②企業が提供するセキュリティシステムについて

Web制作における情報セキュリティ対策として有効なのは、プログラムとサーバにおける脆弱性への対策です。
これらを踏まえた上で、情報セキュリティ対策を両立させるために有効なのが、レンタルサーバ企業によって提供されているセキュリティシステムです。
企業によって提供されているセキュリティシステムとして有名なのは、やはり“ファイアウォール”、“IPS”、そして“WAF”の3つです。
ファイアウォールは、簡単に言うと“ポート、プロトコルをロックするシステム”です。
ネット上での通信におけるポート(通路)、プロトコル(伝達方法)をロックすることで、ウイルスなどサイバー攻撃の侵入を阻止してくれます。
IPSは、ファイアウォールで使用していないポートへの不正アクセスなどを防いでくれるので、ファイアウォールとセットで利用すれば、より高いレベルの情報セキュリティ対策となります。
WAFはファイアウォール、IPSだけでは防御できない部分を防御してくれるシステムです。
データベースを基に、通常のアクセスなのか不正アクセスなのかを判断してくれます。
これらのセキュリティシステムを採用することによって、Web制作の現場に大きな安全性がもたらされるということは、制作者であれば必ず知っておかなくてはいけません。

まとめ

Web制作に携わる方は、制作における注意点やポイントを理解した上で、最低限の情報セキュリティ対策を取らなくてはいけません。
またWeb制作において、個人情報は必ずと言っていいほど密接な関係にあります。
企業は個人情報における情報セキュリティ対策を根本から強化するために、第三者認証制度の“JAPHIC(ジャフィック)マーク”等を取得して、安全性と信頼性を維持できるように努めるべきでしょう。

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