気軽に写真を投稿できるSNSサービス“Instagram”は、若い世代を中心に多く利用されています。
“インスタ映え”という言葉も流行するほど、さまざまな写真が投稿されているInstagramですが、写真を投稿する際には注意が必要です。
何気なく投稿した1枚の写真によって、個人情報が流出してしまう恐れがあるためです。
Instagramに投稿すべきではない写真って?
Instagramに写真を投稿し、その写真のわずかな情報から個人情報が流出する可能性があります。
したがってInstagramに写真を投稿する際は、これから解説する情報が含まれた写真を掲載するべきではありません。
【個人情報流出】Instagramに投稿すべきではない写真①地名や氏名が載っている写真
地名や氏名が載っている写真を投稿してしまうと、当然個人情報が流出する可能性があります。
投稿した本人が、地名や氏名が載っていることをわかっていて写真を投稿するのはもっての外です。
また地名や氏名が載っている写真を投稿する気がなくても、知らず知らずのうちに個人が特定できる写真を投稿していることもあります。
例えば、家の近所にある店舗の“○○店”という記載が含まれていれば、ある程度投稿者の居住地は絞られます。
また自宅の鏡、ガラス張りの店舗の近くなどで撮った写真を投稿する場合、鏡やガラスに個人情報が写ってしまっていることも考えられるので、注意が必要です。
【個人情報流出】Instagramに投稿すべきではない写真②他人の顔が載っている写真
他人の顔が載っている写真を投稿する際は注意しましょう。
顔は立派な個人情報であり、Instagramを始めとするSNSでは顔出しをしたくないという方も大勢います。
例えば複数で旅行に出かけた際の写真などを投稿するときは、必ず本人に許可を得てから投稿しましょう。
また顔出しをしたくないという理由だけでなく、何らかの事情で“その旅行に同行していたことを知られたくない”という方もいるかもしれません。
そのような方の顔が載っている写真を無断で投稿すると、個人情報の流出やトラブルに発展する可能性もあります。
【個人情報流出】Instagramに投稿すべきではない写真③画質が良すぎる写真
画質が良すぎる写真を投稿すると、場合によっては個人情報の流出に繋がります。
例えば画質が良い写真に個人の目や指先などが写っていると、“バイオメトリクス認証”において悪用される可能性があるためです。
バイオメトリクス認証とは、人間の顔や瞳、指紋などを認証し、端末をロックしたりロックを解除したりできるシステムのことを言います。
つまり画質が良すぎる場合、指先の指紋が読み取られ、そのまま氏名や生年月日などの個人情報とリンクしてしまう可能性があるということです。
画質の良い写真を投稿したい気持ちはわかりますが、顔や手などが写っている場合は、わざと画質を落として投稿すべきでしょう。
まとめ
Instagramの写真が原因で、個人情報が流出してしまう可能性について解説しました。
普段何気なく利用しているInstagramにこれだけの個人情報流出リスクが潜んでいることは、理解していただけたでしょうか?
したがってInstagramを利用する際は、投稿前に写真に含まれる情報をしっかり確認し、写真を連続で大量に投稿する“連投”はなるべく控えるようにしましょう。