家庭用ルーターは、パソコンやスマートフォンなど、家庭のあらゆる媒体をネットに繋げてくれる便利な機器です。
ただ、家庭用ルーターがサイバー攻撃に遭うと、家庭で利用する媒体すべてがサイバー攻撃に遭ってしまう可能性があります。
そのため、今回は、家庭用ルーターをサイバー攻撃から守る方法について解説します。
【個人向け】家庭用ルーターをサイバー攻撃から守る方法①IDとパスワードを初期設定のままにしない
家庭用ルーターを管理するために必要なID、パスワードは、ベンダーや機種ごとに同じものが初期設定されている場合があります。
また、それらの初期設定されているID、パスワードは、ベンダーのウェブサイトなどに載っていることも多く、そのままにしていると、サイバー攻撃のリスクがとても大きくなってしまいます。
したがって、家庭で利用し始める前に、必ずIDとパスワードはオリジナルのものに変更しておきましょう。
【個人向け】家庭用ルーターをサイバー攻撃から守る方法②ファームウェアをアップデートする
家庭用ルーターに組み込まれているファームウェアがサイバー攻撃の被害に遭い、不正にアクセスされるという手口があります。
そのような被害に遭わないためには、製造元から提供される更新プログラムを逐一チェックし、提供されたものがあれば、すぐにアップデートすることをおすすめします。
また、サポートが終わった古いルーターはアップデートできないため、その際は新しいものを購入しましょう。
【個人向け】家庭用ルーターをサイバー攻撃から守る方法③WEPの使用を避ける
家庭用ルーターには、接続する媒体間の無線通信を暗号化する機能が搭載されています。
また、家庭用ルーターの暗号化の方式には、WEP、WPA、WPA2などがありますが、このうちWEPは暗号を解かれてしまう可能性が高いため、使用しないことをおすすめします。
逆に、WPA2は非常に強いセキュリティ環境を構築してくれるため、使用できるのであれば使用するべきです。
【個人向け】家庭用ルーターをサイバー攻撃から守る方法④セキュリティソフトを利用する
家庭用ルーターがサイバー攻撃の被害に遭ったとしても、そこに繋がるパソコンやスマートフォンにセキュリティソフトを導入すれば、被害が拡大することは防げます。
また、セキュリティソフトを導入できないスマート家電などの機器の安全性に関しては、ホームネットワーク対策ができるセキュリティ製品で守るべきです。
まとめ
ここまで、家庭用ルーターをサイバー攻撃から守る方法について解説しましたが、いかがだったでしょうか？
近年はIoT化が進んでおり、これから家庭におけるさまざまな機器がネットに繋がることが予想されます。
そのため、それらの機器の“親元”とも言える家庭用ルーターをサイバー攻撃から守るための工夫は、どの家庭においても非常に重要な作業となるでしょう。
