休暇中は情報セキュリティが危険にさらされやすい?

情報セキュリティ

夏休みや年末年始などの休暇中は、個人の情報セキュリティが危険にさらされやすいと言われています。
それは一体なぜなのでしょうか?
今回は休暇中に個人の情報セキュリティが危険にさらされやすい理由、そして休暇が終わった後に取るべき行動について解説します。

【個人向け】なぜ休暇中は情報セキュリティが危険にさらされやすいのか?

休暇中、個人の情報セキュリティが危険にさらされやすい理由の1つとして、“SNSの使用頻度が多い”ということが挙げられます。
例えばSNSにおいて、自身の行動をリアルタイムで報告することによって、その時点で自宅にはいないことを知らせてしまうことになります。
そうなると、個人の自宅にある誰も使用していないパソコンは、サイバー攻撃のターゲットになりやすくなってしまいます。
もちろん自宅における物理的なセキュリティが危険にさらされる可能性(空き巣など)も高くなるため、休暇中にSNSでリアルタイムに行動を報告することは控えましょう。
また休暇中、個人の情報セキュリティが危険にさらされやすい理由としては、“窓口が休みの場合が多い”ということも挙げられます。
例えば休暇中、スマートフォンやタブレットなどで“ウイルスが検出されました”といった表示がされるとします。
このウイルスが本物なのか偽物なのかを調べたいにも関わらず、窓口が休みの場合、個人でそのウイルスに対処するしかありません。
つまり知識の乏しい個人が偽物のウイルスに1人で対処することが増えるため、必然的に情報セキュリティが危険にさらされる危険性も高くなるということです。
またウイルス検出の表示から、“指示に従って対処してください”という表示に画面が移る場合もあります。
偽物の指示に素直に従ってしまうと、強制的な有償ソフトウェアの購入または有償サポート契約がされる可能性もあるので注意が必要です。
もしそうなっても窓口は休みのため、なかなか対処することができません。

【個人向け】休暇が終わった後に取るべき行動

休暇中は個人の情報セキュリティが危険にさらされやすくなりますが、休暇が終わった後に適切な行動を取らなければ、危険にさらされたままの状態になります。
休暇が終わったらまず自身のパソコンを開き、OSやソフトウェアの修正プログラムが新しく公開されていないかをチェックしましょう。
公開されていればすぐに適用させ、自身のパソコンの情報セキュリティ体制を最新の状態にします。
また休暇で長い間パソコンの電源が入っていなかった場合、セキュリティ対策ソフトのパターンファイルが更新されていない場合があります。
メールを送信したり、ウェブサイトをチェックしたりする前に、必ずセキュリティ対策ソフトのパターンファイルを更新しましょう。

まとめ

休暇中は、個人の情報セキュリティが危険にさらされやすいということを解説しました。
個人のパソコンがいつもと違う状況にあり、サイバー攻撃を受けても対処が遅れやすいとされる休暇中は、多くのサイバー攻撃者によって狙われています。
またひょんなことから情報セキュリティが危険にさらされることもあるため、休暇中と言えども軽率な行動は慎まなければいけません。

タイトルとURLをコピーしました