【個人の内部対策】災害が発生したときのセキュリティ対策

内部対策

日本は地震や台風など、自然災害の発生が非常に多い国です。
したがって、災害発生時のセキュリティ対策に関しては、普段から意識しておく必要があります。
今回は、個人の内部対策として、日本国内で災害が発生したときのセキュリティ対策について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【個人の内部対策】災害が発生したときのセキュリティ対策①ネット、メール詐欺への対策

災害が発生すると、その災害を利用したネット詐欺、メール詐欺が増加します。
例えば、昨年の夏に西日本豪雨が発生したときには、実在するインターネットサービスの名を悪用し、募金を呼び掛ける詐欺メールが確認されました。
これは、被災地への支援金を募ると見せかけ、偽のサイトに誘導し、クレジットカード情報や金銭を騙し取ろうとしたものです。
また、災害時には、災害情報が記載されたメールのように見せかけ、URLをクリックさせることで、ウイルスを取り込ませるといったメール詐欺も発生します。
このような手口でも、ほとんどは実在する機関や実在しそうな企業の名称を名乗ってくるため、騙されてしまう方は非常に多いです。
したがって、メールを開いたり、ネットで個人情報を入力したりしてしまう前に、まずは実在する会社かどうか、そして実際行われている募金活動やサービスなのかどうか、URLは正しいものかどうかを確認しましょう。

【個人の内部対策】災害が発生したときのセキュリティ対策②フリーWi-Fiへの対策

災害時における個人の内部対策としては、フリーWi-Fiへのセキュリティ対策も取っておくことをおすすめします。
規模の大きい災害が発生した場合、“00000JAPAN”というSSIDのフリーWi-Fiが公開されることがあります。
これは、災害の発生に伴い、誰もが無料で通信環境を得られるように公開されるものですが、利用の際は注意が必要です。
00000JAPANは、誰もが無料で利用できるため、通信内容の暗号化やパスワード認証といった機能が存在しないためです。
つまり、00000JAPANを災害時に利用すると、第三者に個人情報を閲覧されたり、摂取されたりする可能性があるということです。
また、スマートフォンの多くは、以前に接続されたSSIDの圏内に入ると、自動的に接続されます。
そのため、攻撃者が00000JAPANと同じSSIDのWi-Fiスポットを設置した場合、スマートフォンが“以前接続した”と勘違いして、偽のWi-Fiに接続してしまう可能性もあります。
したがって、Wi-Fiの自動接続機能は、普段からOFFにしておくことをおすすめします。

まとめ

ここまで、個人の内部対策として、災害が発生したときのセキュリティ対策について解説しました。
今回覚えて帰っていただきたいのは、災害時には、災害を利用したネット詐欺やメール詐欺が横行すること、そしてフリーWi-Fiの利用における注意点についてです。
実際災害が起こったときに正しく行動できるように、念頭に置いておきましょう。

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