企業が社員教育の方針を機能させるために心掛けることは?

内部対策

企業が情報セキュリティを守るための内部対策として、適切な社員教育の方針を定めることはとても重要です。
では定められた社員教育の方針を内部対策として正しく機能させるために、企業はどんなことを心掛けるべきなのでしょうか?
具体的に解説しますので、参考にしていただければ幸いです。

【内部対策】社員教育の方針を機能させるために心掛けること①周知させるための工夫

社員教育の方針を機能させるにあたって、まず1番に心掛けることは、方針を社員に周知させるための工夫です。
企業が適切な社員教育の方針を定めたとしても、その内容が社員にしっかり伝わっていなければ、適切な内部対策として機能しません。
まず社員教育の方針に関する資料等を社員に配布し、必ずその資料に目を通すために時間を設けるようにしましょう。
社員教育の方針を周知させることに、時間を惜しんではいけません。
また社員教育の方針をすべての社員に周知させる際は、規則に違反した際の罰則・処遇もハッキリと明言しましょう。
そうすることで、すべての従業員が社員教育の方針を理解し、規則を守るために高い意識を持つようになります。

【内部対策】社員教育の方針を機能させるために心掛けること②タイミングの工夫

社員教育の方針は、すべての社員に周知させるための工夫が大事だという話をしました。
それと同じくらい大事なのが、周知させるタイミングの工夫です。
社員教育の方針を周知させるのに適しているタイミングとしては、新入社員が多く入社してくる春頃が挙げられます。
新入社員はまだ仕事におけるノウハウがほとんどないため、教えられることには必然的に耳を傾けやすいです。
またこれまで同企業での勤務実績がないため、社員教育の方針を“企業におけるルール”として受け入れてくれやすいでしょう。
そしてこのタイミングで、すでに在籍している社員に対する勉強会も行うべきでしょう。
そうすれば毎年新入社員が入社するタイミングで、すべての社員に対して社員教育の方針における周知を再び行うことができます。

【内部対策】社員教育の方針を機能させるために心掛けること③見直しによる工夫

社員教育の方針は、定期的に周知させる場を設けるだけでなく、方針自体を定期的に見直すことも重要です。
情報セキュリティを取り巻く環境は日々変化しているため、時代に合わせた社員教育の方針を定められるように工夫しなければいけません。
企業の上層部が社員教育の方針を見直すことも重要ですが、見直しの際には社員の声も参考にすると効果的でしょう。
社員が実践しにくいものであると感じている場合、例え情報セキュリティが守られていたとしても、その社員教育の方針には問題があるかもしれません。
社員の意見を参考に、見直しが必要と判断される項目だけを抽出し、それを繰り返すことで、企業の社員教育の方針はさらに良質なものへの昇華していくでしょう。

まとめ

企業が定める社員教育の方針は、ただ定めるだけではまったく意味のないものです。
周知させるための工夫、周知させるタイミングの工夫、そして見直しによる工夫をすることによって、初めて企業にとって価値のあるものになります。
またもっと社員教育の方針についてのノウハウを身に付けたいという企業は、個人情報保護の第三者認証制度“JAPHIC(ジャフィック)マーク”などの信頼性が高いマークを取得するべきです。

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