業務用パソコンだけでなく、企業によっては従業員に業務用のスマートフォンやタブレットが支給されている所もあります。
企業はパソコン同様、スマートフォンやタブレットもウイルス感染しないように対策を講じておきましょう。
スマートフォン、タブレットがウイルス感染しないための対策①
スマートフォンやタブレットがウイルス感染しないための対策として挙げられるのは、まず「危険なアプリ」の存在を知ることです。
近年はパソコンの危険なソフトウェアだけでなく、スマートフォンやタブレットでインストール出来る危険なアプリも蔓延しています。
例えば「節電アプリ」を装い、スマートフォンやタブレットの個人情報が外部に発信されてしまうというものがあります。
スマートフォンやタブレットの電池の消耗が早く、節電出来るアプリがないか探している方が被害に遭ったようです。
基本的に、スマートフォンやタブレットの電池は長期間使用していると、徐々に消耗しやすくなってしまいます。
ただその消耗しやすくなった電池を、アプリで回復させるということは出来ません。
ディスプレイの照度を弱くするといったような対策しか基本的にはありませんので、騙されないようにしましょう。
スマートフォン、タブレットがウイルス感染しないための対策②
具体的なウイルス感染しないための対策は、パソコン同様「ウイルス対策ソフト」をインストールしておくことです。
特に業務用スマートフォン、タブレットがAndroidの場合は必ず入れておきましょう。
Appleの端末でアプリを販売している「Apple Store」は、販売されるアプリに対する審査がすごく厳しいことで有名です。
ただAndroidのアプリ販売をしている「アンドロイドマーケット」には、事前に販売されるアプリを審査するというシステムがありません。
従って、必然的にApple端末よりも危険なアプリをインストールしてしまう可能性が高いのです。
近年はセキュリティシステムによってアプリのチェックはされていますが、それでもApple端末に比べて万全ではありません。
スマートフォン、タブレットがウイルス感染してしまった時のために・・・
業務用スマートフォン、タブレットがウイルス感染してしまった場合を想定して、事前に必ずデータのバックアップを取っておきましょう。
企業のパソコンやクラウド上にバックアップを取り、ウイルス感染によってデータを消去しなくてはいけない場合などに備えます。
またデータの初期化や復元などは、ウイルス感染してから手順を確認していては遅いです。
データ量が少ない、もしくは何もデータが入っていないスマートフォンやタブレットを使って、データの初期化や復元の手順を予習しておくことをおすすめします。
まとめ
業務用スマートフォン、タブレットは事業を円滑にしてくれる重要な端末です。
ただ支給する人数が多い大企業ほど、スマートフォン、タブレットのウイルス感染対策を強く意識しなくてはいけません。
“第三者認証マーク”は、個人情報の管理に関して強く意識している企業が取得出来る、信頼を形にしたものです。
名刺や個人情報を取得する際などには明記し、健全な企業であることをアピールすることができます。
企業は自己満足するだけでなく、マークを獲得して外部からも優秀な企業だと認められるように努力しましょう。