悪質な“ルートキット”の特徴、対策について解説します』

ウイルス感染

皆さんは、“ルートキット”というものをご存じですか?
ルートキットは、非常に悪質なソフトウェアの集まりであり、自身のパソコンにルートキットが入り込んでしまうと、大きな被害を負う可能性があります。
今回は、そんなルートキットの特徴、そして対策について解説します。

そもそも“ルートキット”って何?

ルートキットとは、サイバー攻撃者が攻撃を容易にするために使用される、悪質なソフトウェアの集まりのことを言います。
したがって、ルートキット自体がウイルスだというわけではありません。
ただ、ルートキットがパソコンに入り込むことで、そのパソコンがサイバー攻撃、ウイルス感染の被害に遭いやすくなることは事実です。
またルートキットには、1度インストールされるとOSの奥深くにまで入り込み、なかなか検出できなくなるという特徴もあります。
たとえセキュリティソフトを導入しているパソコンであっても、ルートキットを検出することは決して容易ではないため、侵入させないための対策が重要になります。

ルートキットを入り込ませないための対策について

パソコンにルートキットを入り込ませないようにするには、必ず以下のような対策を取りましょう。

①セキュリティソフト、OSのアップデート
セキュリティソフトやOSを常に最新にアップデートしていれば、多少はルートキットを検出できる可能性が高くなります。

②安易にリムーバブルリスクを装着しない
他のウイルスと同じように、リムーバブルディスクを経由して、パソコンにルートキットが入り込むケースもあります。
したがって、自分が所有するもの以外は、安易に装着しないようにしましょう。

③出所がわからないプログラムの実行を避ける
ネット上からインストールしたものなど、出所がわからないプログラムは、絶対に実行しないようにしましょう。
そのようなプログラムの中には、名の知れたソフトの名を悪用し、ルートキットを入り込ませようとするものもあります。

ルートキット侵入の可能性がある場合の対策について

では、すでに自身のパソコンにおいて、ルートキット侵入の可能性がある場合の対策には、一体どんなことが挙げられるのでしょうか?
この場合、通常のセキュリティソフトでは検出できない場合が多いため、1度パソコンをネット環境から切り離すことをおすすめします。
具体的には、パソコンをオフライン設定にしたり、ルーターの電源を落としたりします。

まとめ

ここまで、ルートキットの特徴と対策について解説してきました。
ルートキットが入り込んでしまったパソコンは、ファイルやフォルダ、システムなどあらゆる面のセキュリティ性が下がり、結果サイバー攻撃やウイルス感染の被害に遭いやすくなります。
非常に危険な脅威の1つとされているため、企業や個人は対策について意識しておくべきでしょう。

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