ウイルス感染対策ソフトでセキュリティが守れない場合とは?

ウイルス感染

以前から多くの被害をもたらしているマルウェアの中でも、ウイルス感染したファイル等を復元する代わりに金銭を要求される“ランサムウェア”の被害件数は非常に多いです。
このようなウイルス感染に対してのセキュリティ性を高める為に、ウイルス感染対策ソフトがあります。
ただウイルス感染対策ソフトを導入しているにも関わらず、セキュリティが守れないというケースもあります。
つまりウイルス感染対策ソフトが機能しないケースがあるという事です。
なぜそのような事が起こってしまうのでしょうか?

ウイルス感染対策ソフトでもセキュリティが守れないのはなぜ?

冒頭でも紹介しましたが、ウイルス感染対策ソフトの役割は、ウイルス感染に対してのセキュリティ性を高める事です。
ただウイルス感染対策ソフトの多くは、すでに報告されているウイルスへのセキュリティ対策しか出来ません。
つまり、これまで被害が報告されていない新しいウイルスに感染した場合、セキュリティが守れないのです。
ウイルス感染対策ソフトにはアップデートがありますが、このアップデートが求められるのはすでにどこかで新しいウイルスの被害が報告された後です。
従って、最初は必ず誰かが犠牲になってしまうという事なのです。
ただウイルス感染対策ソフトの中には、全く新しいウイルスにも対応してくれるものがあります。
すでに報告されているウイルスでなくても、怪しい動きをしているプログラムを感知してブロックしてくれるのです。
ただこの機能が付いているウイルス感染対策ソフトでも、全ての怪しいプログラムを防ぐ事は不可能に近いです。
ウイルス感染の経路の多くを占めるスパムメール等は、以前であればウイルスが添付されているものが多かったので、すぐに怪しいと判断出来ました。
ただ最近では、ダウンローダーを添付する事で怪しい気配が消されている事が多いので、検知が非常に難しいのです。

ウイルス感染対策ソフトの強みを活かすにはどうすればいい?

ウイルス感染対策ソフトの強みを活かすには、とりあえず怪しいファイルやメールを開かず、新しいウイルスが報告される事を待つしかありません。
また新しいウイルスへの対策が目的のアップデートには、出来るだけ早急に対応しましょう。
どこかで被害に遭っている個人や企業が必ずいるので、その犠牲を無駄にしてはいけません。
またもし自社が新しいウイルスに感染してしまった場合は、他社にも被害が広がらないように、早急に報告する必要があります。
もし“ウイルス感染対策ソフトを導入すればセキュリティ対策は万全”と思っている企業があれば、今一度考えを改める事をおすすめします。

まとめ

ウイルス感染対策ソフトを導入しているにも関わらず被害に遭ってしまうと、非常にダメージが大きくなります。
個人情報の漏洩等が発生してしまえば、そのダメージはさらに増幅するでしょう。
従って企業は、多少事業の効率性に影響が出たとしても、ウイルス感染へのセキュリティ対策を重視するべきなのです。
個人情報保護において適切な体制を取っている事が認められる“JAPHICマーク”などの第三者認証マークを取得すれば、自然と万全に近いセキュリティ体制が出来上がるでしょう。

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