【企業向け】ウイルス感染対策として“ワーム”を知っておこう

ウイルス感染

企業がウイルス感染対策として、身に付けておかなければいけない知識は数多くあります。
今回は、企業においてウイルス感染の事例も多い“ワーム”について解説したいと思います。
ワームとはどういうものなのかと共に、ウイルス感染のルートやどんな被害を受けるのかについても詳しく解説します。

【企業のウイルス感染】“ワーム”って一体何?

企業がウイルス感染対策として知っておくべきワームとは、単独で動き、単独で感染するウイルスのことを言います。
ワームは自身で自身のコピーを作成し、どんどん増殖していくという特徴を持っています。
また一般的なウイルスは、他のプログラムに寄生する形で被害を拡大させていきますが、ワークは他のプログラムを必要とせず、単独で動きます。
したがって企業は、ワームのウイルス感染被害に遭うと、非常に早いスピードで感染が広がってしまうことを知っておきましょう。
ちなみにワームはマルウェアの一種であり、過去パソコンに見つかったウイルス感染の中でももっとも事例が多いと言われています。

【企業のウイルス感染】ワーム感染のルートについて

企業におけるワームのウイルス感染のルートには、まずインターネットが挙げられます。
ワームは、インターネットにパソコンを接続しているだけで感染する可能性があります。
また企業の中には、ワームが貼り付けられたメールを開いてしまい、感染してしまったというところもあります。
その他には、企業のパソコンにおける共有フォルダにワームが仕掛けられ、多くの共有フォルダに一気に感染が広まってしまうというルートもあります。
ワームに感染しているパソコンにリムーバブルディスクを差し込むと、その中にワームが仕掛けられ、同じリムーバブルディスを差し込んだパソコンに次々と感染していった例もあります。
つまり企業がウイルス感染対策として知っておくべきワームは、ネットやメール、共有フォルダや外部機器と、あらゆるルートから感染する厄介なウイルスだということです。

【企業のウイルス感染】ワームに感染するとどんな被害を受ける?

ワームは感染するルートが多いだけでなく、攻撃の種類も多岐に渡ります。
ワームに感染することで予想される被害には、まずパソコンの動作停止が挙げられます。
パソコンにおけるパワー、ネットワークの帯域をワームが完全に乗っ取ってしまうためです。
その他で言うと、身代金要求型ウイルスであるマルウェアと合体したワームによって、情報が盗まれることも考えられます。
もっとタチの悪いワームでは、勝手にパソコンに別のマルウェアをダウンロードするものもあります。

まとめ

企業がウイルス感染対策として知っておくべき、“ワーム”について解説しました。
ワームが非常に厄介なウイルスであるため、企業内ではワームに特化した対策も検討する必要があるでしょう。
もし対策を設けるのであれば、OSの自動更新の実施、メール、ウェブサイトの迂闊なアクセスを避けることなどは、必ず実践しておくべきです。
もっと対策の質を上げたい企業は、個人情報保護の第三者認証制度“JAPHICマーク”などの取得もぜひ検討してください。

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