マックのパソコンにおけるウイルス感染の被害例を紹介します

ウイルス感染

その昔、“マックのパソコンはウイルス対策をする必要がない”と言われていました。
これは、マックが非常にウイルス感染に強いという意味なのですが、近年はマックでも少しずつウイルス感染の被害例が報告されるようになっています。
今回は、マックのパソコンにおけるウイルス感染の被害例をいくつか紹介したいと思います。

マックのパソコンにおけるウイルス感染の被害例①アカウントの乗っ取り

マックのパソコンでは、ブラウザやメッセージアプリを使用した際、ユーザーが押したキーボードの履歴を記録し、そのデータを攻撃者に送り付けられるというウイルス感染の被害が確認されています。
このウイルスに感染した状態で、SNSなどにログインしてしまうと、ログイン情報が漏えいしてしまい、アカウントを乗っ取られることにも繋がりかねません。

マックのパソコンにおけるウイルス感染の被害例②メールの内容漏えい

マックのパソコンでは、スクリーンショットを不正に撮影し、それを外部サーバに送り付けられるというウイルス感染の被害も報告されています。
このウイルスに感染すると、メールのスクリーンショットを公開されるなどすることで、内容が漏えいしてしまいます。
他愛もない内容のメールであればまだ良いのですが、スクリーンショットに差出人や受取人のメールアドレスが写っていたり、メール本文に個人情報が記載されていたりすると、感染した方は大きなダメージを負います。

マックのパソコンにおけるウイルス感染の被害例③ランサムウェア

ここまで紹介した2つのウイルスは、なかなか感染しているのに気付かないタイプです。
ただ、マックのパソコンにおけるウイルスの中には、感染被害に遭っていることが一目瞭然なものもあります。
例えば、偽のセキュリティソフトをダウンロードしてしまうことで、ウイルスに感染するパターンがまさにそうです。
この手口では、偽のセキュリティソフトをインストールしてしまった途端、マックのパソコンがロックされ、ロックを解除するために身代金を要求されます。
いわゆる、オーソドックスなランサムウェアの手口ですね。
1度マックがロックされてしまうと、本物のセキュリティソフトをインストールするのも不可能なため、なかなか自力で解除するのは難しいです。
ただ、要求通り身代金を支払ったからと言って、マックのロックが解除されるとは限りません。
中には、身代金支払いのためにクレジットカード番号を入力させ、そのままロックを解除せず、クレジットカード番号だけ窃取していく、とても悪質なランサムウェアもあります。

まとめ

マックのパソコンにおけるウイルス感染の被害例をいくつか紹介しました。
マックがウイルス感染に強いという事実は今も変わりませんが、ウイルスが多様化していることもあり、ウイルス対策はしなくていいという時代は終わりを告げています。
したがって、まずはOSやブラウザのアップデート、ファイアウォールの設定など、基本的なウイルス対策から始めましょう。

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