マルウェアの駆除におすすめのツールと事前チェックについて

ウイルス感染

企業を脅かす不正プログラムであるマルウェアに感染してしまった場合、早急にセキュリティツールを利用して駆除に努めなければいけません。
今回紹介するのは、マルウェア駆除にぜひ利用すべきセキュリティツールです。
また、ツールを使ったマルウェアの駆除の前に行う事前チェックについても併せて解説します。

マルウェアの駆除に利用すべきセキュリティツールとは?

マルウェアの駆除に利用すべきセキュリティツールとして1つ目に紹介するのは、“セキュリティ・プラス セキュア・ドック”です。
セキュリティ・プラス セキュア・ドックは、企業の内部に入り込んだマルウェアの調査や特定、または対策についてのアドバイスをくれるセキュリティツールです。
また最終的にマルウェアの分析結果も提供してくれるため、企業はいつでも最新のセキュリティ体制でマルウェアに備え、駆除することができます。
もう1つおすすめしたいセキュリティツールは、“Blue Coat Web Filter”です。
このセキュリティツールは、マルウェアだけでなくフィッシングサイトなども含めリアルタイムでブロックしてくれます。
世界中のURLを分析しているため膨大なデータベースを有しており、提供されるマルウェアへの対策は非常に信頼性が高いです。
最後に紹介したいのが、“SML”というセキュリティツールです。
SMLは、ウイルス感染全般に多様な防御機能で対抗してくれます。
近年、マルウェアに感染した場合の経路をスピーディーに特定する機能がアップデートされたツールのため、マルウェア駆除の際には非常に役立ちます。

マルウェアの駆除をする前の事前チェックって?

企業がマルウェアの駆除をする前の事前チェックとは、簡単に言うと“本当にマルウェアに感染しているのか”というチェックです。
感染していない状況で下手に動いてしまうと、場合によってはその行動が原因で本当にマルウェアに感染してしまうこともあります。
ほとんどの企業では、自社のパソコンにウイルス対策ソフトを導入しています。
ウイルス対策ソフトを導入している状態でマルウェアが検知されたのであれば、そのソフトの指示に従い進んでいくだけで、簡単にマルウェアの駆除ができます。
またウイルス対策ソフトによってマルウェアを検知したという表示が出されたのであれば、まず間違いなくそのパソコンはマルウェアに感染しています。
ただウイルス対策ソフトを導入していないパソコンの場合、話は別です。
稀なケースではありますが、ウイルス対策ソフトが導入されていなくても、“マルウェアを検知した”と表示されることがあります。
この場合、マルウェアに感染したというのは嘘であり、指示通りに進んでしまうと悪質なウェブサイトに飛ばされ、そこで本当にマルウェアに感染してしまう恐れがありますので注意が必要です。

まとめ

仮にウイルス対策ソフトを導入している場合でも、“マルウェアを検知した”、“駆除してください”という嘘の表示がされることはあります。
したがって企業は、ウイルス対策ソフトがマルウェアを検知した際の表示、手順を前もって知っておく必要があります。
またウイルス対策ソフト、セキュリティツールだけでは不安という企業は、第三者認証制度の“JAPHIC(ジャフィック)マーク”等を取得して、さらにハイレベルなセキュリティ体制を構築しましょう。

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