【ウイルス感染】ワームの攻撃の仕組みについて解説!

ウイルス感染


他のウイルスとは違い、“ワーム”は単独で行動し、単独で増殖していきます。
またウイルスであるワームの攻撃には、パソコンを停止させたり、情報を窃取したりとさまざまなパターンがありますが、今回はそれ以外の攻撃の仕組みについて解説します。
興味のある企業の方、個人の方はぜひ参考にしてください。

【ウイルス感染】ワームの攻撃の仕組み①マルウェアを取り込む

ワームの攻撃の1つに、マルウェアを取り込むというパターンがあります。
これは、ウイルスであるワームがパソコンに侵入し、そのワームがバックドアを開いてマルウェアを取り込むという仕組みの攻撃です。
つまり、パソコンにワームが入り込むことで、そのパソコンは犯罪者の意思によってマルウェアを取り込める状態になるということです。

【ウイルス感染】ワームの攻撃の仕組み②メールの送信、SNSへの投稿

ワームの攻撃パターンには、メールの送信やSNSへの投稿も挙げられます。
メールの送信は、パソコンにウイルスであるワームが入り込み、パソコン内のアドレス帳を見つけ出し、その中に記載された連絡先に勝手にメールを送信するという仕組みの攻撃です。
一方SNSへの投稿は、パソコンがワームに感染すると、FacebookなどのSNSに勝手に大量の投稿をされるという仕組みの攻撃です。
中には、ワームに感染した内容の文章が、何千回という単位でSNSに勝手に投稿されたという事例もあります。

【ウイルス感染】ワームの攻撃の仕組み③攻撃手段として使う

ワームの攻撃には、サイバー攻撃者の攻撃手段として使うというパターンもあります。
これは、ワームに感染したパソコンが、ボットネットとしてサイバー攻撃者に使用されるという仕組みの攻撃です。
つまり、まったく攻撃者とは関係のない企業、個人のパソコンを利用して、攻撃者が他の企業やパソコンに攻撃を仕掛けられるということです。
サイバー攻撃者は、サーバーからワームが入り込んだパソコンに指示を出し、攻撃を実行させます。

【ウイルス感染】ワームの攻撃の仕組み④プリンターを不正に操作する

ワームはパソコンだけでなく、外部機器を不正に操作することもあります。
その対象となる外部機器の1つがプリンターです。
ワームが入り込んだパソコンに繋がっているプリンターがある場合、そのプリンターが不正に操作され、意味のない文字が羅列された用紙を大量に印刷します。
またもしワームが入り込んだパソコンに繋がっているプリンターがない場合、そのワームはネットワークの中で、プリンターに繋がっている別のパソコンを探します。

まとめ

単独で行動するウイルス、ワームのさまざまな攻撃の仕組みについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
ワームの攻撃と一口に言っても、そのパターンは多種多様です。
したがって、OSのアップデートの実施やファイアウォールが搭載されたセキュリティソフトの導入など、基本的な対策は必ず取り、決してワームの侵入を許してはいけません。

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