【ウイルス感染】コンセプトウイルスの特徴と対策について

ウイルス感染

ウイルスにはさまざまな種類がありますが、皆さんは“コンセプトウイルス”というものをご存じでしょうか?
コンセプトウイルスは、感染すると大きな被害が予想される通常ウイルスとは、少し違った特徴を持っています。
今回は、そんなコンセプトウイルスの特徴、対策について解説します。

【ウイルス感染】コンセプトウイルスの特徴

通常のウイルスの場合、感染するとパソコンがロックしたり、不正に利用されたりしますが、コンセプトウイルスには、感染しても特に何も起こらないという特徴があります。
では、どんなときにコンセプトウイルスが利用されるのかというと、ずばりそのウイルスの技術を検証したいときです。
例えば、あるサイバー攻撃者が、あるサーバの脆弱性を見つけたとします。
このとき、その脆弱性を突いた攻撃が本当に可能なのか、確かめるために利用されるのが、コンセプトウイルスだということです。
また、コンセプトウイルスが現れると、その後に新しい悪質なウイルスが現れやすくなります。
コンセプトウイルスでその技術を試し、その技術を応用したウイルスが作られるためです。
したがって、コンセプトウイルスの出現は、未曽有の脅威の前触れであるため、コンセプトウイルスに感染しても特に被害を受けないとはいえ、対策は取っておくべきだと言えます。

【ウイルス感染】コンセプトウイルスへの対策

何度も言うように、コンセプトウイルスには、感染しても特に何も起こらないという特徴があります。
ただ、対策方法に関しては、大きな被害をもたらす通常のウイルスと何ら変わりません。
まずは、外部からコンセプトウイルスに感染しないように、メールやウェブサイトを開く際は、慎重に開くというところから始めましょう。
また、セキュリティソフトは常にアップデートし、最新にしておきます。
コンセプトウイルスは、直接害を与えてこないウイルスではありますが、セキュリティソフトはしっかりウイルスとして検知してくれます。
また、そうすることで、コンセプトウイルスの感染を防ぎ、その後訪れるかもしれない大きな脅威の被害に遭う可能性も減らすことができるでしょう。
逆に、コンセプトウイルスだからといって、何も対策を取らずにいると、その後同じような特徴を持った害のあるウイルスに感染してしまったとき、対応が遅れ、被害が大きくなってしまう可能性があるため、注意が必要です。

まとめ

ここまで、コンセプトウイルスが持つ感染時の特徴、そして感染しないための対策について解説しました。
一般の方の中には、コンセプトウイルスというものの存在自体を知らないという方も多くいます。
したがって、感染してしまったとしても、「このウイルスは大したことがないな」と考え、スルーしてしまう可能性が高くなりますが、それは必ず避けなければいけません。

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