企業のパソコンがウイルス感染!種類ごとの対処法とは?

ウイルス感染

ウイルス感染と一口に言っても、ウイルスにはサイバー攻撃と同様に様々な種類があります。
またウイルスに感染したときの対処法も、種類によって異なります。

今回は代表的なウイルスの種類を紹介し、感染したときの対処法もそれぞれ解説します。

ウイルスの種類と感染したときの対処法①ファイル感染型

ファイル感染型のウイルスは最も一般的で、感染被害も非常に多いです。

ファイル感染型のウイルスはウイルスだけで活動せず、様々なファイルに付着しているという所が特徴です。

ファイル感染型も細分化すると、コードを勝手に上書きしてしまう「上書き型」、空いている領域に不正なコードを書き込む「追記型」等に分かれます。

追記型の場合、ウイルス感染してしまったときの対処法としては、正常なファイル内に付着した不正なコードを見つけ出し、その部分を取り除くことが挙げられます。
この対処によって、元の正常なファイル状態に復元出来る可能性があります。

ただ上書き型の場合、すでにコードが上書きされてしまっているため、ファイルを正常な状態に復元するのは非常に難しいです。
従って、早急にパソコンをネット環境から切り離し、被害の拡大を抑えることが重要でしょう。

ウイルスの種類と感染したときの対処法②マクロ感染型

マクロ感染型のウイルスとは、主にMicrosoftのアプリケーションであるWordやExcelに搭載された「マクロ機能」を利用したウイルスのことを言います。

マクロ機能は、WordやExcel等のアプリケーションにおいてよく使用する操作をいつでも好きなときに呼び出し、自動で実行することが出来る便利な機能です。

マクロ感染型のウイルスは、アプリケーション内のファイルに感染し、開いた瞬間に感染を拡大させるという特徴を持っています。

マクロ感染型のウイルスは、メールに添付されたファイル等を開くことによって感染するケースが多いです。

WordやExcelは多くの企業で日常的に使用されているアプリケーションのため、ファイルを開くときの警戒心が低いというのが感染しやすい原因でもあります。

1度マクロ感染型ウイルスに感染してしまうと、ウイルス対策用ソフトの力を借りない限り対処は難しくなります。

使い慣れたアプリケーションのファイルであっても、不用意に開かないように事前に指導を徹底しておきましょう。

ウイルスの種類と感染したときの対処法③トロイの木馬型

トロイの木馬型ウイルスとは、ウイルスであることを隠して、あたかも正常なプログラムのように偽造されたファイル等を指します。

ソフトをインストールする際に感染しやすく、またそのソフトにおいて、トロイの木馬型ウイルスであるファイルを開かせることで感染する場合もあります。

ウイルス対策用ソフトには、トロイの木馬の駆除法がプログラミングされている場合が多いので、取り返しがつかなくなる前に早急に駆除しましょう。

まとめ

今回紹介したウイルスはほんの一部で、他にも感染した場合すぐに対処しなくてはいけないものが数多くあります。

企業は従業員に安易なサイトへのアクセス、添付ファイルの確認などをさせないように指導しておきましょう。

それらの対策と並行に、個人情報の管理等セキュリティ体制に優れた企業の証である「第三者認証マーク」の取得を目指すこともお勧めします。

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